■結婚それは最大の開運術、しかし現実は?
フォーチュンソフトでは、10年以上にわたって、色々な家庭を観察し、相性の良い夫婦とはどういった組み合わせなのか?を研究してきました。相性が良いと言っても、ではその定義は何なのか?と質問されれば、明確に回答できる人は、あまりいないでしょう。結婚相談所において、アドバイザー的に相性を指導することが多いのですが、現実的にどうしても、収入や学歴の方を重視してしまう傾向があることは否定できません。しかし、そういったことを重視した方が、結婚後20年もすると、収入や学歴を重視して、配偶者を選択したことを後悔しているのも事実なのです。結婚は、神様が人間に与えた最大の開運の秘法なのですから、見た目や収入を重視して、配偶者を選ぶことは大変に危険であり、残念なことでもあります。本ソフトでは、運命学的に、相性を4つの項目で分析することができます。人柄の相性、精神面の相性、能力面の相性、肉体的な相性です。このうち、人柄の相性、精神面の相性が相性を決定する2大項目と言えます。結婚すれば、子供が生まれ、お互いの両親とのつきあいや、親族とのつきあいなど2人だけの問題では済まない現実問題が多数発生してきます。そういった時、最も頼りになり、最も信頼できる相手が配偶者なのですから、見た目や経済面だけで、配偶者を選ぶことを避け、本ソフトを利用して、生涯の伴侶として、精神的に、人柄的に良い相性かどうかを判断して頂ければ幸いです。
■宿曜経のもっとも優れた部分は?
宿曜経は、密教占星術の1つの占術であり、空海が日本に導入したことで有名な占星術です。本ソフトでは、この占星術を使い、人柄の相性診断を行っています。宿曜経は、月の運行の人間に与える影響を見るものですから、その宿星は27通りあります。流派によっては28通りになります。この差は、月の公転周期が、27とか28といった整数で割り切れるような周期ではないことに起因しますので、どちらが正しいか、どちらが間違いかといった議論はここではしません。それぞれ、数百年の歴史を持つ考え方ですので、当社がその是非を論じるべきものでもありません。
具体的には、宿曜経の相性分類には次のような種類があります。
1.業の関係
あなたが生まれる前から、先祖の付き合いがあったとか、先祖が同じルーツだったとか、とにかく、良い悪いは関係なく、宿命的な因縁を持っている相手です。ですから、出会った瞬間に、好き嫌いの感情とは別に、精神的に何か引かれるものがあるのです。常識的には、出会うはずのないような2人かもしれませんが、運命の力で結ばれます。2人に託された先祖の願いを遂行していく間は、異質な者同士であっても不思議とうまくいきます。しかし、2人がバラバラの方向で歩み始めると一瞬にして関係が悪化してしまいます。
2.胎の関係
あなたが新しく第二の命を受ける来世での因縁がある人です。先祖の付き合いがあったとか、先祖が同じルーツだったとか、とにかく、良い悪いは関係なく、宿命的な因縁を持っている相手です。ですから、出会った瞬間に、好き嫌いの感情とは別に、精神的に何か引かれるものがあるのです。常識的には、出会うはずのないような2人かもしれませんが、運命の力で結ばれ、あなたが生涯をかけて相手を育み、慈しんでいく関係になります。2人に託された使命を遂行していく間は、異質な者同士であっても不思議とうまくいきます。しかし、相手が度を過ぎて甘えてくると、関係は一気に悪化します。
3.栄親の関係(夫婦としては最高の相性です)
お互いに親しみと、好感を持てる関係で、生活を共にすればするほど、ますます仲良くなっていきます。しかし、出会った瞬間は、心引かれるような相手ではありません。誰かの紹介で、仕方なく義務的に付き合っていくうちに、だんだんと良さが分かってきて、10年20年と夫婦の関係を続けるうちに、一体となれるような関係です。意見も考え方も異なりますが、それを相手の個性と認め合える関係です。平穏的過ぎて、お互いに刺激がなくなっていくことが欠点です。
4.友・衰の関係
お互いが同じような気質ですので、考え方や価値観に違和感がなく、長年の友人のようにつきあうことができます。この気が合うという内容も、家庭や精神面に限ったことであって、共同でビジネスをやるというようになると失敗します。家庭を持って、夫婦になっても、あまりべたべたした内容ではなく、友人の延長のようにサラリとしています。愛情の問題で憎悪まで発展することはなく、むしろ経済問題や仕事上のトラブルが原因で、関係が破壊するケースが多いのです。
5.成・危の関係
自分とは異なったの気質をもった相手ですから、その違いに魅力を感じ、友人として付き合うような関係です。異性だからこそ、最初は意気投合しなくても、魅力的に感じるのですが、同性の場合は、話が合いませんので、表面的な付き合いだけに終わってしまうようです。そういった意味では、ケンカになっても、口論の土俵が違いますので、憎悪にまで発展する前で終わってしまいます。お互いの考え方や価値観を無理に、合わせようとしないで、違いを認めあうことで、家庭として発展することができます。
6.安・壊の関係
この関係は、加害者と被害者というべき、ちょっと変わった関係です。良い悪いは別として、とにかくお互いに引かれ合ってしまい、支配する側と支配される側が明確になってしまう関係です。家庭を持って、新婚時代は、熱々のようですが、何年かすると、支配する側は、面倒を見ないといけないという気持ちになり、支配される側は、何から何まで面倒を見てくれて安心してしまうといった関係になります。ケンカになった場合は、破壊的なケンカにまで発展しやすいので、正面から向き合ってケンカすべきではありません。
7.命の関係
同じ宿星同士の関係ですので、本質的な部分では同じものがあり、いわゆる縁が深い関係と言えましょう。価値観が同じということは、同じ目標に向かって突進しているときは、お互いが同士のようになって、良い関係になります。しかし、向いている方向が異なると、激しく議論をし合い、憎みあうと徹底したケンカになります。一般には、出会ったその瞬間は意気投合した最高の関係で、年月を重ねるにつれて、だんだんと冷めてくる関係です。
以上のように、栄親、安壊、危成、友衰、胎、業、命といった相性関係がありますが、本ソフトでは、これを宿曜経の盤を使用して、説明しています。
■理想の配偶者を探す方法
優先順位としては
1.宿曜経で栄親の関係であること。
2.四柱推命の十干が干合の配合であること。(ただし男性の陰干、女性の陽干の場合は、これに限らない)
3.紫薇斗数推命数の命宮の配合が良いこと。
4.四柱推命の十二運星(性的特性)の配合が良いこと。
5.四柱推命の通変星(行動特性)の配合が良いこと。
という順番になります。
相性全体を100点とすると、
1と2で、70点を占めます。3で20点を占めます。4と5で10点を占めます。ですから、1と2を無視した状態で、4と5をいくら詳細に診断しても意味がないのです。
■能力(通変星)をはぐくむ家庭環境(命式だけで、相手を占う危険を知って下さい)
それでは、具体的に、能力つまり、ここでいうところの通変星の作用が発揮されるために必要な家庭環境を説明してみましょう。
・「印」の心とは、愛情、育む心、楽しい心。この能力が形成されるためには健全な母親の存在が必要です。陽気で明るい健全な母親が不在の家庭からは、この「印」の才能の正しい成長は期待できません。
・「財」の心とは、決断の心、家庭をコントロールする心、人の心をつかむ心です。この能力が形成されるためには健全な父親の存在が必要です。家庭の柱となって家族を指導することができる父親が不在の家庭からは、この「財」の才能の正しい成長は期待できません。
・「比劫」の心とは、兄弟の心、仲間の心、競争の心です。この能力が形成されるためには、健全な兄弟、友人の存在が必要です。ケンカできる仲間、何でも話し合える友人がいない環境では、この「比劫」の才能の正しい成長は期待できません。
・「官」の心とは、妻から見た尊敬できる夫、従うべき人間という尊敬心です。この能力が形成されるためには、健全な学校の先生、尊敬できる師の存在が必要です。尊敬できる夫、先生、師がいない環境では、この「官」の才能の正しい成長は期待できません。
・「食傷」の心は、自己表現の心。自己表現ができないような堅苦しい組織や環境では、この能力は形成されることはありません。
つまり、相手の家庭環境を聞くことによって、命式にある通変星が正しく働いているかどうかのチェックができるのです。最近は、家庭不和で育った若い人が激増しています。父親を馬鹿にするような男性は、例え財星があったとしても、正しくその星が働くことはできません。あなたが賢明な女性なら、最初に、彼の父親との情関係を聞くことで、相手の将来を予想することができるはずです。