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運命学の勉強の方法
(あやまった勉強方法では開運しない)

 

■自分の任務を発見するために運命学を勉強する

  運命学の勉強は、学校の試験のための勉強とはちがう。自分には何ができるのか? 何に向いているのか? そういった自分の天賦の才能や使命、任務を発見するために行うものです。自分が、なぜ、今のこの時代に、日本という国に生まれたのか? 勉強はそれを発見するための手段です。そして、任務を発見した人は、幸福な人生を送っている。他人がどうこういおうとも、自分が納得して人生を生きている人がそうです。

 運命学を勉強している人は、頭の良い人も多い。大学の研究者、会社経営者、心理学者、医者なども、多い。しかし、どんなに運命学の難しい原典を読んで、それを講義することができても、自分が、人生の目標を明確に設定できていなければ、それは無に等しい知識です。自分の社会的使命や任務を発見できない人は、勉強した時間とコストが無駄になったと思って良いでしょう。

 では、なぜ、このように、本をたくさん読んで理論をたくさん知っているのに、自分の任務を発見できないのでしょうか。それは、運命学をマスターしたあと、それをどのように使うか?ということが、明確になっていないからです。

 たとえば、サラリーマンの場合なら、サラリーマンを退職して、独立するのか、あるいは組織のなかで出世を目指すのか? その答えを明確に出すという目的をもって勉強していれば、その人は、自分の任務発見にふさわしい運命学の勉強方法を見いだすにちがいない。男女の問題で悩んでいる人なら、結婚はこんなものだとあきらめて結婚への道を進むのか?それとも独身を通してでも、自分の信念を貫き通すのか? その答えを明確に出すという目的をもって勉強していれば、その人は、自分の任務発見にふさわしい運命学の勉強方法を見いだすにちがいない。勉強したあとは、どちらの道を選ぶのかを、決定できるのです。

 ただ、漫然と占いの本に書いてある理論を覚えていけば良いのではない、こんなのは、最悪の勉強法です。芸能人を占ってみて、ああだこうだというのも、最悪の勉強法です。


■パターン分類化を大量に覚えるのは、悪い勉強法


 どうすれば、自分を幸せに導く運命学が勉強できるのか? 運命学の学習で陥りやすい穴が、パターン分類化という思考方法で勉強を進めることである。ロジックや論理的な思考を好む人が意外にこのわなに陥りやすい。すべてのパターンを学習すれば、運命学を習得できるはずという思いこみがあるからでしょう。

 この方法は、運命学のごく初期の段階では非常に有効です。たとえば、四柱推命であれば、十干の勉強、十二運の勉強、通変星の勉強、十二支の勉強、こういった星の性質を学習するときには、非常に有効です。自分の友人や知人をサンプルにして、星を出して、学習するのは、初期の学習では必要な方法です。


 しかし、ここでサンプルの「量」をこなす必要はないのです。せいぜい100人もサンプルを準備すれば、それで十分です、それよりも、「質」を高めなければなりません。1人の人をじっくりと、観察して、星の作用が いつ、どういうときに、どんな形で出てくるのか?を、詳細に観察することでしか、「質」は向上しません。人生は出会いですが、その出会いを、どのように育てていくかで幸福をつかめるかどうかが決定されます。その出会いは、いままでパターン学習のなかに含まれない人である可能性が高いのです。

 すなわち、未知との遭遇を前提に、運命学の勉強をしなければなりません。でないと、実際にこれから出会うであろう、未知の人との対応に対応ができません。

 

■合理的な勉強方法は、森を見る勉強方法


 木を見て森を見ない勉強に熱中している人が非常に多いようです。そういう勉強方法ではどんどん、道に迷う。森を見る勉強が非常に合理的です。運命学で森を見る勉強とは、何でしょうか? それは、四柱推命、ホロスコープ、宿曜経、紫微斗数推命、といった4大占術をすべて使って、人を診断してみるということです。そんなにたくさんのことを覚えられない、難しいという声を良く聞きますが、この全体像をつかむという勉強方法は、どんな勉強でも、共通したことがらです。

 難しい、用神だの、格局だの、プログレスだの、トランジットだの、ダシャーシステムだの、難しく思わされるようなことを勉強する場合でも、全体のどの部分を勉強しているのか?を常に意識していれば、わなに陥ることはない。どこまで理解すれば十分なのかが、分かるからである。この全体をみるためには、自分の社会的使命や任務を発見したいという欲求が強烈になければならない。勉強すること自体が欲求(非常に弱いレベルですが)になってしまいがちな人を多くみかけるが、これでは幸せをつかむことはできません。

 勉強の最終目標は、四柱推命、ホロスコープ、宿曜経、紫微斗数推命の4つの命式を全部読めることにおくべきです。それも、統合して、読むことに神経を集中すべきです。そういう集中の仕方をしていれば、勉強すべき内容を取捨選択することができます。なにからなにまで運命学を詳細に勉強した人が、運命学を習得でき、自分の社会的使命や任務を発見できるのではないのです。本の理屈を全て勉強して、勉強したつもりになるのではなく、そんなことに時間を割くのではなく、もっと、ワクワクすることに時間を割いた方が幸せになります。

 運命学以外にも、勉強するテーマを持っている人のほうが、上達は早いのです。占いを専門に40年やっていますという人ほど、実際には、占いに支配されている人生を送っているようです。人生がうまくいかない理由を占いのせいにしているのです。責任転嫁ですね。私の場合、コンピュータのプログラミング、システム設計、インターネットによる情報発信、中国医学、インド医学、という何十年もかけて勉強しているテーマがあります。最近では、法人税法、経済学、株式相場を勉強しています。これらは、日本の国の将来を読みとるために非常に役にたっています。運命学という分野も、大きくみれば、日本はどういう方向に進むべきか?という勉強のテーマ(森)からみれば、1本の木の程度でしょう。


■自分が知っている星と知らない星


 何人かの人の診断をしていると、自分が知っていて詳しい星と、実際にあまりその星をもった人に出会わずに詳しくない星が出てきます。こういったときには、無理に出あう人を増やしたり、診断する人を増やす必要はありません。なぜならば、神が意図的にそうしている場合もあるからです。

 たとえば、私の場合は、運命学の勉強をはじめてから、しばらくは、傷官と印綬をもった人が友人に多かった。自分がもっていない星なので、そういった星をもった人と交流して、その人がもっている、傷官と印綬の星の作用を習得しなさいということだと、予想しました。自分がもっていない星は、理解しにくいものです。そういう場合は、そういった星をもった人と交流して、盗むしかありません。そういう計画を神はしているのではないかと思ったので、そうしたわけです。

 この予想は的中しました。自分ではもっていない、これらの星を完全に習得したことで、これらの星をもった人と、ビジネスをする場合でも、発生するだろうと思われるトラブルが予知できるのです。 たとえば、傷官の人は、システム思考が好きなので、システムにするのは得意ですが、現実を無理矢理システムに押し込もうとして、周囲から反発されます。印綬の人は、あたらしい企画や楽しいことが好きなので、新しい事業をどんどん進めようとするが、それがたんに自己満足で終わってしまう場合が多く、実績に責任を持てない人が多いものです。


 知らない星があるからといってやたらに、新しく出会う人を診断するのではなく、知っている星をどこまでも、深く質をおいかけてみるという勉強の仕方のほうが、振り返ってみると合理的であることが多いものです。星の解釈の仕方は、表から裏から、横から斜めからあらゆる観点から観察しないとわからないものですが、そういう観察の仕方を経験していると、未知の星に出会った場合でも、想像をふくらませることができるのです。量をおいかける勉強では、この想像力が養われないのです。


■人の癖をメモすることで星の性質を覚えることができる


 正官という星から、何を連想しますか?と質問されたら、どのように答えるでしょうか? 折り目正しく、目上の言うことを良く聞き、・・・といった答えが出てくるようであれば、本に書かれている内容を脳にコピーしているだけの勉強で終わっている可能性があります。

こういう詰め込み型の勉強では、「量」をおいかける勉強はできても、「質」をおいかける勉強はできません。体験、喜怒哀楽のともなわない勉強は役に立たないのです。

 では、どうすれば良いのでしょうか?それは、人と話しているとき、仕事をしているときなど、あれっと思う部分が必ずあります。そういったときの、その人がとった言動をメモしておき、その言動を解説しているだろうと予想される本の星のところに、赤ペンで書き留めるのです。たとえば、正官の星を解説している本の部分に、「こちらの言うことを何でもそうですね、と全面的に理解して相づちをうつので、うまく仕事がはかどると思っていたが、上司に相談したらだめだと言われたので、この仕事はなかったことにしてください。と言った自己主張ができないAさん。」というふうにです。

 毎日の生活でおやっと思ったことを、本の星を解説している部分にメモするのです。1年もすると、メモでいっぱいになるはずです。そして、メモを読みながら、その根底に流れる共通した原理原則が発見できるはずです。

 それは、本に書いてある言葉ではなく、自分が発見した言葉であるはずです。そうなったら、もう星の意味は深いところで学習ができているはずです。自分で発見した言葉というのは、忘れることがありません。発見した瞬間の、感動、ワクワク感というのが、体に残っているからです。たとえば、私は、正官と偏官のちがいは、なんだろうか?と1年くらい、考えつづけたことがありました。ともに、自分を剋する通変星ですが、本を読んでもピンときません。実際の人を観察しても、わかったようで、わからない時期が1年もつづきました。ある日、偏官をもった友人と一杯飲んでいて、彼が「自分の信念に従う」といった一言で、自分なりの言葉を発見することができたのです。

■体で覚えたことしか、実用では使えない


  どんな分野の学問やスポーツでも、共通していることは、基礎が大切であるということです。運命学でいう基礎とは、星の象意でしょう。つまり、星の象意を、帳面や本を見ながらでないと、説明できないのでは話しにならないのです。たとえば、「壬」なら、何も見ないで、最低5分くらい、原稿用紙5枚分くらいは、しゃべれないと、話になりません。よく、星の意味を帳面にまとめて、それを見ながら診断している人がいますが、それでは基礎が身に付きません。

何も見ないで、診断しましょう。

 体で覚えた星の意味というのは、脳で判断するというよりも、脊髄で(自律神経)直感的に意味をつかめるようになってきます。そうなると、未知の命式の人と出会っても、だいたい想像力を働かせて診断できるようになってきます。

 では、どうやって体に覚えさるのか? これは、人に教えるのが一番効果的です。つまり、学習を進めていくうちに、ある程度のレベルに達していくと、受講生を募集するのです。近所の人でもいいし、知人でもいいのです。講習料は無料です。自分が体で覚えるためのレッスンになるのですから、無料で最初はやりましょう。私も、最初の2年は、無料でレッスンしていました。

■最後は「やる気」の問題


 勉強にしろ仕事にしても最後は、やる気、どこまで限界を超えて忍耐できるか?が勝負の分かれ道である。何が何でも、自分の天命、任務、適性といったものを発見するまであきらめないぞというやる気だけが、最後の壁を越えられます。しかし、実際には、もっと楽して習得できる方法がありそうだからそちらへ行ってみようという発想をしている人が多いものです。もう少し忍耐して絶対にこえてやるというやる気、これがないと、楽な道を選択し、その結果、何も習得できない人生を送ってしまいます。


 そして、やる気をもっとも、引き出すためには、夢をもつことです。運命学を習得したら、人間関係が良くなる、恋人ができる、上司とうまくやっていけるようになる、お金が儲けられる、ベンツが買える、などなんでも良いのです。わくわくする夢でもいいし、人生の分岐点を決断するスタート地点にたつのでもいいのです。

 私の場合は、サラリーマンをやめて独立するか、そのまま管理職を目指すか?を決定するために、運命学を学習しました。学習完了時点が、会社に辞表を出し独立した時でした。当時勤務していた会社は、あと1年で上場するというときだったので、積極的に退社するのは馬鹿だという雰囲気がありました。当時の同僚達は、持ち株売却して数千万円の現金を手にした人もいたようですが、後悔はありません。彼らは、それ以上の金額を手にいれることはできません。数千万円をどうやって運用するか?ということだけで頭がいっぱいです。その脳の使い方は、もはや退職した老人と同じですから、見ていて、うらやましいとは思いません。

 目の前の損とか得といったことをおいかけるのは、運命学は不得意かもしれません。もし、独立に失敗したらどうしよう。もし、ローンが払えなくなったらどうしよう、もし試験に不合格だったらどうしよう、そんなリスクをとるよりも、リスクのない道があるのではないか?こんなふうなリスクを回避するだけの損得的な発想は、運命学は不得意です。

 ワクワクするような人生を実現するためには、どうすべきか?何に対し、ワクワクするのか? こういったテーマを追いかけるのには、非常に有効だと思います。


 そして、人間の脳というのは、洗脳されやすいものです。新興宗教にはまる人も多いことでもわかります。私も20代のころは、新興宗教にはまっていたので、洗脳ということは実際にあると自信をもっていえます。ですから、今は、自分で自分の脳を洗脳することにしています。自分の四柱推命の命式をみて、偏財があるので、商売が向いているはず、正官があるので、国家のためになるような仕事をしたい、ホロスコープをみて、水星と火星が同じ位置にあるので、頭で計画して、それを力づくで実行し成し遂げていくことが得意であるはず、というふうに、思いこますのです。どんな命式でも、長所だけを見て、そのように自分の脳を洗脳していけばいいわけです

 思いこませたら、本当にそのようになってきます。私の場合、そろそろ、もう偏財は卒業したいな。商売をおいかけるのは飽きてきた。正官の仕事をしてみるか。という気持ちになってきています。


■勉強に使うソフトは、「星平会海プロ版」がもっとも合理的。


 星平会海プロ版からは、数十枚の鑑定書が印刷できますが、勉強に使うのは、四柱推命・ホロスコープ・宿曜経・紫微斗数推命の命式表が印刷される1枚だけです。あとは使わないほうがよろしい。勉強をしたくない人が使う機能ですから。この1枚だけを、しつこく、深く勉強することが、「量」より「質」の勉強方法です。

 そして、これら4つの占術を同時に学習をしていくには、「DVDビデオセミナー」がもっとも合理的です。本を50冊くらい読むのと同等の内容が勉強できます。

 ビジネスマンで能力に磨きをかけたいなら、「天命人事」という本です。

 1人で学習するのが自信がないという人は、運命学スクールもご利用ください。

 さて、勉強のゴールが見えてきたことと思う。そうすると、いま自分は、どのあたりにいるのか?がわかるようになります。今勉強すべきことは何で、次は何なのか?そういった順番が見えてくるはずです。この順番がみえてきた人は、だいたいが、実用で運命学を使うように、成長していけるようです。

   人の成長の五段階

マイナス段階:無感動、無気力の人。文句ばかり言っている人。(このHPを見ないでしょう)

第一段階:ゲーム感覚で楽しむ。あたった、あたらないで喜ぶ段階。趣味の範囲で喜びます。

第二段階:実際に人間関係などで使えそうだと、実際の成果を喜ぶ段階。欲しいものを手にいれます。体験を積み重ねます。

第三段階:自分の人格や霊性が成長したという内面での成果を喜ぶ段階。過去の自分との決別。やりたいことがわかってきます。
       大きな目に見えない力が自分の人生に作用しているのが実感できてきます。

第四段階:命式をみて、そこに神や守護霊などの意図を発見できて喜ぶ段階。好き嫌いで人を見なくなります。
       感情の乱れがなくなります。運命学を卒業する段階に入ります。

第五段階:新しい自分だけの法則性を発見して、神と会話ができることを喜ぶ段階。未来予知をしたいという欲求が消えます。
       もし何々したらどうしようという思考パターンが完全に消えます。不安という感情が消えます。
       次はどんな出会いがあるのか、ワクワクして明日を待つようになります。

聖人段階:物質への欲望が消え、世俗的な価値観とは距離をおきます。
       人を育てることが最大の欲望になってきます。