ここでは、姓名学による年運の診断理論について説明します。
・人象の数字の1の桁を、自分の干(甲乙丙・・)とします。
・地象の数字の1の位の干に、年齢を加算した数字1の桁を、年運の干(甲乙丙・・)とします。
・人象の干と地象に年齢を加算した干から、通変星を出します。
・この通変星が、年運となります。
■比肩
【キーワード】
自主 自我 独立 独断 独自 不和 分離 暴走 自尊 強引 競争 熱心→無茶 人と和
【運のリズム】
心理状態は青年期にあたり、人と競争し一人前の自覚がでてきます。親兄弟・組織から独立し勢いで行動したくなります。勇気と元気をもって新しい社会に飛び込みたくなります。反面、周囲から浮かび上がってくることもあります。自分を埋没させようとする環境を破壊するパワーにあふれています。行くか行かざるかという決断を迫られる環境になります。しかし環境からの支援はなく1人で実行する時です。反抗期にある青年の行動のように、結果の良い悪いを考えて行動すべき時ではありません。■劫財
【キーワード】
意固地 熱心 集中 志望大 大胆 頑固 しつこい うぬぼれ 世をすねる 破産 不義 投機 戦い 競争 勝ちたい 物真似でも勝てば可
【運のリズム】
無我夢中で新しい社会に飛び込んだものの、やはり甘くはなく少し悲観的になってしまう心理状態です。志が挫折し、悲観的になり、あきらめてうんざりして、投げやりで無駄遣いをしてしまいます。仕事も放棄してしまうかもしれません。世の中が嫌になってしまい厭世性的になります。しかし、お金は人よりも欲しいと思いますので、楽して儲ける方法を考えて、投機に手を出し大失敗することもあります。■食神
【キーワード】
温和 和楽 寛大 志望大 才能 衣食 現実 巧妙 技術 子女 たるみ 油断
【運のリズム】
何が何でも勝ちたいという感情も収まり、慌てずのん気にゆっくりと前進する心理状態です。一服して少し弛緩性のある状態です。逆に緩みすぎという状態になりやすい時です。今すぐ、焦って仕事をガツガツやる必要もないので、緊張感もなくなります。あらゆる面がルーズになり、油断して、怠慢になり満腹を楽しみ、しゃべりすぎる時です。■傷官
【キーワード】
才能 知才 情報 弁舌技術 芸能 巧妙さ 気位 過敏 敏感 不満 多弁 うるさい でしゃばり
【運のリズム】
人生はいつまでたっても怠慢で生きていけるほど甘くは無いと焦りの心理状態です。いつまでものん気ではいられなくなって焦って社会に踊り出る時です。鋭敏で独創的な感性を発揮し自分流の考え方で騒々しく行動していきます。ケンカ、争い、恥じをかき怒る。無理難題を押し通す。大きいものに反発し、社会に反抗する。■正財
【キーワード】
細心 正直 正確 実直 堅実 信用 倹約 自己資産 貯蓄 経済 正義 細かい ケチ 不安 徒労 コツコツ 押さえつけ 心を読む
【運のリズム】
焦ってやらなくても、今の方針と堅実なやり方で徐々に成功していくのを実感する心理状態です。つまり、やっと社会的に一人前になったと自分で思う時です。コツコツ貯めればお金もできそうです。また、お金への関心から物への関心に転化していきます。計算して、整理して、収穫の時である。しかし、次第にお金よりも地位が欲しくなる時に心理状態が変化していく兆候が見られます。目上や社会からの働きかけを、じっと待っている心理状態に変わっていきます。
■偏財
【キーワード】
淡白 敏捷 処理能力 現実 軽快 多忙 投機 社交発展 展開 商売 金融 義理 多趣味 気まぐれ 心を読む
【運のリズム】
自分の主張や主義を押し通すよりも、周囲の状況や世の中のニーズにあわせる必要があると悟った心理状態です。コツコツと堅実に自分のためにお金を貯めるよりも、社会にまずは、奉仕する心が大切と悟ります。つまり、先行投資をしたくなります。周囲に対し、頭を下げつつ未来への展望に向かって食い込んでいく時です。積極的に出向いていく時。お金を使うために、儲ける時です。自分よりも、他人のために世話事をしたくなる時です。■正官
【キーワード】
品位 気品 育ちのよさ 家系の正しさ 自制 反省 正直 規律 信頼 地位 公平 名誉 几帳面 緊張 細心 線が細い 事務的 形式的 完成した形
【運のリズム】
積極的に出向いて財を得て、その次に安定と地位を得たい心理状態です。つまり、家庭も安泰し、精神的に不自由はない状態です。組織や社会の規律を守って他人から信頼される時でもあります。環境変化に対する反応の動きを良くしていけば、無理にでも良い方向へ引っ張っていかれる時です。つまり、緊張と確立の時です。しかし大胆さというものが一点たらないものがある。■偏官
【キーワード】
権威 権力統率 思い切り 大胆 改革脱皮 転換 覇気 暴官 強圧 専制 挫折 激情 抑圧 上司 管理 組織指向
【運のリズム】
地位を得るには、今までのやり方ではいけないと少し大胆になっていきたい心理状態です。方針転換の必要に迫られて、改革をする時です。今までと違って忙しくなります。しかし、無理な行動ではなく、安定度を求めるがゆえの改革をしたい時です。自分から環境に働きかけるのではなくて、環境からそのような改革を働きかけられる時です。安定と地位が得られると新しいことに関心が移っていきます。■印綬
【キーワード】
生命 生気 知力 慈悲 清潔 良心 理想 信望 学問 観念 名誉 引き立て 利己 依存心 気まま 怠慢 甘え 執着 興味 うぬぼれ
【運のリズム】
新しいことに興味を持ち、手当たり次第に趣味を広げて行動したくなる心理状態です。しかし、趣味は、人間の弱さや本質を救ってはくれないことに気がつきます。ついに発見する。精神こそが、宇宙である。宗教的なものに、関心を持ち、過去を反省し、未来を探求し、将来を思索する時です。自己の存在価値を問い自分の行き方を再度自問自答する時です。方針は明確になっても策は考えられない時です。新しいことは企画だけにしておく時で実行はしばらく待ての時です。■偏印
【キーワード】
知謀知略 俊敏な行動 自由発想 洞察 好奇心 創造 アイデア 斬新 学問 宗教 迷い 妄想 混乱 錯覚 失業 神経
【運のリズム】
堅実に人生を生きていくだけでは、楽しくない。やはり、人生には趣味や楽しみを持つためのゆとりが必要であるという心理になります。道楽の1つでもあった方が良いと感じます。社会の前線からは撤退して好きなことをやっていきたいと思う時です。社会的な干渉は少なくなり、静止期に入り、自分の枠の中でしか考えられなくなる時です。神経が過敏になります。力を蓄え、事業は縮小し70%程度の力で抑える時です。研究活動や著作活動など社会から関連性が遠い分野で、ゆとりを持つ時です。