干支
干支とは十干、十二支をいいますが、これは符号と考え時の名称であると理解します。
- 十干とは、太陰暦の1カ月を上中下の3旬に分け、1旬の10日間につけた暦上の符号です。十干は、毎年、毎月、毎日、毎時についています。例えば、甲の年とか、丙の月とか、己の日、癸の時間という言い方をします。
- 十二支とは、1年12カ月の季節に関係した暦の上の符号です。
十二支は、毎年、毎月、毎日、毎時についています。例えば、子の年とか、丑の月とか寅の日とか卯の時間という言い方をします。
- 読み方...音読み
甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、
庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)
- 読み方...訓読み
甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、
己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)
- 十二支の読み方
亥(い)、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、
午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、
- 干支の組み合わせによる読み方
甲−子(こうね)、 甲−寅(こうとら)、 甲−辰(こうたつ)、...
乙−亥(おつい)、乙−丑(おつうし)、乙−卯(おつう)、....
丙−子(へいね)、丙−寅(へいとら)、...丙−申(へいさる)、....
丁−亥(ていい)、丁−丑(ていうし)、 丁−卯(ていう)...
戊−子(ぼね)、 戊−寅(ぼとら)、..戊−戌(ぼいぬ)
己−亥(つちのとい)、己−丑(つちのとうし)、己−卯(つちのとう)、...
庚−子(こうね、かのえのね)、庚−寅(こうとら、かのえのとら)
辛−丑(かのとうし)、辛−卯(かのとう)、辛−巳(かのとみ)、...
壬−子(じんね)、 壬−寅(じんとら)、壬−辰(じんたつ)、....
癸−丑(みずのとうし)、癸−卯(みずのとう)、癸−未(みずのとひつじ)、
■干支自体で吉凶を論ずることは有り得ません。
例えば甲木は天に向かってそびえたつ木という象意があり、乙木は田園に咲く朝顔のような草花という象意があります。
しかし甲木だから吉、乙木だから凶という言い方は誤りです。乙木の性情はやさしく、誰からも好意をもたれる人が多いので、そういった特徴を生かして人生を送るのが良いのです。
一方甲木は男らしく細かいことを気にしない人が多いのですが、その分細かい配慮が必要な技術者などには向きません。
- まず自分の命式の干支を見て、素直に天から与えられた個性だと理解します。
- 命式はどんなに努力しても変えられませんのでここで一気一優しても人生に前進はありません。
- 次にそのバランス(太過不及、乾湿)を見て命式に必要なものと不必要なものを判断します。
- 最後に大運と年運を見て吉凶の年を論ずるのが正しい看命の方法です。