実践鑑定画面

■概要
  ここは、当社のノウハウを盛り込んである画面です。そしてプロの実占家や専門家にも一番好評の画面です。なぜならば、命式と大運と年運がどのように相互に影響をしあっているのか? が一目で分かるからです。もちろん、この画面を完全に読みこなすためには、四柱推命の基礎知識は理解しておく必要があります。しかし、基礎知識がない方でも、○×といった記号の表記で吉凶が理解できるようになっています。この○×がなぜ、そしてどのように導かれるかは、命式の分析画面で、喜ぶ五行と忌む五行を決定するところが理解できていなければなりません。すなわち、命式にとって、喜ぶ五行は、行運にとっても基本的には喜ぶ運になるからです。また命式にとって忌む五行は、行運にとっても基本的には忌む運になるからです。そして、それに干合や支合や冲などを見ていけば、○×の決定の仕方が分かるようになるはずです。

■大運年齢のボタンを押下する
大運の年齢ボタンを押下することによって、その10年間の吉凶が判定できます。大運の○×は、前半5年・後半5年の吉凶を意味します.
   
■大運、年運が影響し始める年齢
   大運、年運が影響し始める年齢は、25才以上になってからです。すなわち、親から独立して社会人として4,5年経った頃からです。それまでは親の運の影響下と考えて、親の命式と親の財運や官運などで判断して下さい。実際、常識で考えてみても、高校生にいくら良い財運が巡ってきたからと言って、商売がうまくいって、財が蓄積できるといったことは有り得ません。親の運がもし悪くて、自己破産とかすれば、それに影響されるものです。四柱推命は財官を中心に見るということは、既に説明した通りですが、財官を中心に見るのであれば社会人になって4,5年経ってから見るのが常識的だと思います。

 時々、小学生の子供の大運、年運を見たいという相談があるのですが、相談の背景には、イジメや登校拒否などの問題があるようです。しかし、子供のそういった問題の大部分は、家庭環境に起因していることが統計的に明らかになっているので、こういった問題を運命学で解決しようとするのは無理があります。運が良くなった年に、イジメがなくなったということはありえません。むしろ、子供の個性や才能を見て、その個性にあった育て方は、どうすれば良いのか?といった観点から、四柱推命を使うべきなのです。

■大運、年運が影響しない年齢

   同じようなことが、65才以上の高齢者にも言えます。この場合は、社会的な事業に携わっているとかいないとかには関係ありません。運というのは、貯金のようなものです。そしてそれが一番効果的に貯蓄、もしくは浪費することができるのは、30代、40代の頃です。つまり、天が自分に与えてくれた能力を最大限に生かせる時も最大限に浪費できる時もこの年代だからです。ですから、65才までに運を十分に貯蓄した人はそれ以降、どんなに行運が悪くてもその落ち方は微々たるものです。例えば10億も貯蓄があれば、5億失敗してもその影響は大きくはないのと同様です。逆に、65才までに運を浪費した人は、それ以降どんなに行運が良くても、赤字を埋めることは不可能です。例えば10憶の借金がある人は、5億稼いでもまだ5億の赤字があるのと同様です。 運というのはこのように貯金と同じものだと認識して下さい。

   こういった内容は運命学で語る特別な内容ではなく、一般常識と同じと認識して四柱推命に取り組むことが重要です。運命学の理論に振り回されてしまうと、生れたばかりの赤子の財運を見て、この子のために宝くじを買えば当たるのではないかといった変な行動をするようになるのです。

■吉だから財を得られ、その結果幸福になれるのではない

   四柱推命で難しいのは、ここのあたりの理屈の理解です。命式に財があっても、日主が弱い場合つまり身弱であれば、それが忌む神になります。財は日主の五行的エネルギーを分ける作用がありますので当然そうなるのですが、つまり、行運で財運が回ってきてもそれは忌む財運となるのです。すなわち、何らかの財は巡ってくるかもしれませんが、そのために日主のエネルギーがますます弱まってしまい、病気になるとか、ノイローゼになるといった悪影響の作用をしてしまうのです。ですから、身弱の人にとっては、財運=忌む財で財が自分の幸福には直結しないという判断になるのです。

■吉凶関係なく、財運などを見たい場合

   吉凶関係なく、財運などを見たい場合は、ここの実践鑑定画面ではなくて、五行エネルギー変化グラフ画面を見ると良いでしょう。ここのグラフは吉凶は関係なく、財運や官運などを五行の強弱エネルギーでグラフ化していますので、財や仕事運が回ってくるかどうかは判断できます。しかし、吉凶の判断は、五行エネルギー変化グラフ画面では見れないことは、今までの説明でお分かりの通りです。