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森口博子 S43/06/13

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建禄

 


【自分を表す星は生日の天干である「甲」です。】


・基本
森をなす樹木の甲木が火炎が旺じる午月に生れています。我が身甲木は火に洩気して衰えます。
従って水(壬、癸)を以って生扶すれば、根株を滋潤して木は枯焦となりません。

夏は火炎が強くて水は弱いので水源である金(庚、辛)を補佐用神として求めます。
命中に水があって気勢が強ければ、その秀気を丁火(食神、傷官)に洩らすを喜びとします。
火は燃えて明らかになります。即ち木火通明(聡明な人)の象となるのです。


・我が身の強弱
本命は午月に生れ、年支の「申」の蔵干に水があり「絶処逢生」となります。
絶処逢生とは甲木から申を見れば十二運が絶ですが、申の中には水があって生があるという意味です。

日支には寅があって根(天干と地支が同じ五行)となり、我が身の甲木を生じていますが、命造全体から見て我が身のエネルギーは、夏の火と乾いた燥土(偏財)が強いのでやや身弱の命となります。


・大運
大運は我が身が旺ずる運、即ち木と水の運へ向うので気勢は強まり、命中の天 干にある偏財星を自分の財となし発福の命となります。
但し、木の運でも「寅」は命中の「申」と七冲(傷つけ合う)と為るので不安定さがあります。

12歳までの幼年期は運勢が悪く体力が無かったかと思われます。

大運が23歳〜32歳までは「乙−卯」の同気の「木」が巡ってきます。
今まで身弱であった我が身の甲木が大運により身弱が変じて身強になります。
運勢が大変よくなります。命中に強い財星がありますので財運が開けます。

我が身が旺ずる運へ入れば食神生財となり発展します。
但し、戊土の財星は金銭の星ですので、金銭面には豊かさは生じますが、必要以上に蓄え過ぎますと体力が弱まったり病気になったりします。

即ち、我が身の甲木は夏生に生れて水が欲しいのに、戊土があって水気を抑えますので甲木は枯れる事になります。
「金銭が儲かる事は、土が強くなるのと一緒」。金儲けはほどほどにしましょう。

インフォーマルな面は率先できても、先輩として仕事のリーダーシップを発揮するのは上手ではありません。


大運が33歳〜42歳までは不安定な運気になり、心の許せる友達が中々出来ません。 また身近な人との別れがあったりします。
収入に変動があり、金銭の無駄使が激しくなったり、友達にお金を貸したり、不用意なお金の出費が考えられます。

又、この10年間は男性や夫の星に傷が入りますから、男性(夫)との生活ですれ違いや、口論が発生し易く最悪は離婚の可能性があります。


・性情
開放的で人情味があって打てば響く様な頭の回転が素早くて冴えています。
ややおっとりしている様に見えますが、なかなかの負けず嫌いで頑張屋です。

遊び上手な社交家で、特に持ち前の歯切れの良いお喋りで友達も多い。
お金への執着心は強いですが、気前良く浪費することもあります。


・愛情
自分から見た男性の星は庚金の偏官であります。
未見の鑑法で「偏官を日支である夫妻宮の寅に引従すれば絶となる」。
官星が絶となるは男性運が弱い意味があります。
年支の申宮に男性の星がありますが、地支にありますので男性の運は遅い方です。

命中に水が少ないので色気や大人のムードが足りない一面があります。
32歳の辰年になれば男性運が非常に深くなりますので結婚適齢期となります