ダメ営業マン 命式 1974/10/28
とにかく内容が薄い話をベラベラと良くしゃべる。
まだ若く、にこにこしているので、仕方なく話を聞くお客も多い。
遊び好きでもある。 人の為に自分が犠牲になることはしない。
こういう言わなくても良いことを、だらだらととりとめもなく話すのは、食神の特徴である。
この場合は、壬甲という品質の良くない、食神が2つ並んでいるので、営業マンとしては?です。
|
木 |
火 |
土 |
金 |
水 |
干の数 |
2 |
0 |
0 |
0 |
1 |
支の数 |
2 |
3 |
1 |
1 |
0 |
月令 |
― |
― |
○ |
― |
― |
強さ |
最強 |
― |
― |
― |
弱 |
特徴
- 我が身の壬水は根がなく、弱い。
- 本来、壬水は流れる大河の水のように頭が良く回転するのですが、根がなく弱いとその作用はありません。
- 我が身の壬水を漏らす、甲木の食神が最強ですので、しゃべる、遊ぶといったことに人生の重点をおきます。
- 本来、食神というのは、福の神ですので吉神ですが、このように2コ天干に並ぶと吉の作用はなくなります。
- 本命は、営業マンですが、口八丁、手八丁で中身が伴いません。
- 食神のある人は、見た目はにこにこしていますが、我が身を犠牲にして行動することはありません。
- 『 我身日干は壬水です』
- 大河の壬水が戌月に生れると、水は進気となります。
しかし、月令は戊土の官星が旺ずる候ですので、我身日干は身弱となります。
もし「身強で有れば旺ずる官星を甲木で制すれば最も良いのである」。
- さて、本命は我を生扶する星が一位も無く、食神が多く有って太過しています。
「強いのと多いのでは内容が全く違います」食神星は我の気を洩らす洩気星である為に洩気太過で身弱の極となっています。
食神を用いるには先ず我身日干が健康で強い事が条件です。
食傷の太過は印星と比劫が用神です、特に印星は我を生扶しつつ食傷を抑えるので一石二鳥の役割をします。
- 「性情」
- 食神は吉星で有るも多くあると凶の作用をし、発達力を失い、物事に対処した場合も発奮の気勢がないために迷いが有り、人に依存して自らの決断力はありません。
人が良いとは我が身を犠牲にして他人の為に役立つ精神が宿っている者で、この人の場合は人情は有るも、当たらず触らずではないでしょうか?
- 食神は我からの洩気星でありますから良くお喋りします、特に身弱は垂れ流し的に喋り隠し事が出来ません。
- 金銭面は吝嗇で、人への奉仕は致しません。即ちケチで有ります。命造が片寄れば精神が乱れ偏枯となり人格が落ちます。
- 大運が15歳〜24歳までは「丙−子」で子に通根して多少は強くなりますが、身強には転じません。なぜならば、求める用神は「金、水」で丙火では有りません。
一時的に金回りが良くても有用な物ではありません。こんな場合は女性に縁があり、女性の為に痛手を受けます。大運の34歳までは同じ事が言えます。
- 大運が44歳〜54歳までは「戊−寅」己−卯で剋洩交集して気勢が無く仕事に追われ生命の危機があるかもしれません。