原書には、この40格というのは、さも大切なように書かれています。
しかし、 実際の鑑定では、ここをあまり意識しすぎると誤ります。
○○格だから、吉方位に違いないという方程式じみた考えをしないほうが良いのです。
なぜならば、天盤と地盤の細かい組み合わせをみながら判断するのが重要だからです。
格も天盤と地盤の組み合わせで構成されるものが多いようです。
ここでは、学問上こういった格という内容がありますので、紹介致します。
青竜返首
天盤が甲で地盤が丙の場合。だんだんと発展します。
飛鳥跌穴
天盤が丙で地盤が甲の場合。予期しないチャンス。
乙奇得使
天盤が乙で地盤が己の場合。精神的な喜び。和睦。
丙奇得使
天盤が丙で地盤が戊の場合。財運があり物事を強引に進める。
丁奇得使
天盤が丁で地盤が壬の場合。頭が良くなり、勝負に勝つ。
乙奇昇殿
天盤の乙が震の方位に入る場合。物事がとにかく安定します。
丙奇昇殿
天盤の丙が離の方位に入る場合。財も強引に求めます。
丁奇昇殿
天盤の丁が兌の方位に入る場合。物事の善悪の判断力があります。
玉女守門
天盤が丁で八門が直使の場合。精神面での喜び。学問が向上。
人遁
天盤が丁で八門が休門で八神が太陰の場合。人の和を得ることができます。
天遁
天盤が丙で地盤が戊で八門が生門の場合。信用が高まり財を得ます。
地遁
天盤が乙で地盤が己で八門が開門の場合。精神面での安定が増してきます。
神遁
天盤が丙で八門が生門で八神が九天の場合。他人からの援助。財運に恵まれます。
鬼遁
天盤が丁で八門が開門で八神が九地の場合。要領が上手になり、頭脳の切れがあります。
竜遁
天盤が乙で乾の方位に入り、ハ門が開門の場合。人間的な人情味、柔らかさが出ます。
虎遁
天盤が乙で艮に入り、ハ門が生門の場合。人を説得し物事を進める。
風遁
天盤が乙で巽に入り、ハ門が休・生・開門の場合。交際が上手で小さいパワーで大きな勝利。
雲遁
天盤が乙で坤に入り、八門が休・生・開門の場合。安定。物事がすんなりいきます。