夜空の天空上には、さまざまな星が輝いています。われわれが一般に『星』というとき、それは星座の中に属する『恒星』を意味しています。恒星とは、自ら光を発している天体です。
われわれの地球は、太陽系宇宙と呼ばれる空間の中にあって、恒星である太陽を中心として水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星などと共に惑星集団を作っています。
太陽系宇宙の本来の姿は、地球を含めた惑星集団が太陽の周りをコマの回転のように回っているのですが、見かけ上は地球を中心に回っているように見えます。その見かけ上の太陽の通り道付近を『黄道帯』といいます。
その黄道帯付近に位置している『太陽系外の恒星たち』を、見えない線で結び合わせ、12種類の星座に区分したものが『黄道12星座』です。ただし、実際の星座の大小はまちまちで、均等化されていません。
一般に『おひつじ座』から始まる12星座は、紀元前の700年〜500年位には成立していたと思われますが、判然としていません。12星座すべてが整うのはそれくらいとしても、『おうし座』・『しし座』・『さそり座』・『みずがめ座』の天空上で大十字を描く4星座は、紀元前3000年から2500年くらいの古代エジプト王国(古王国時代)では、すでに成立していた可能性があります。
おうし座に由来するアピス、しし座に由来するスフィンクス、さそり座(エジプトではハゲワシ座)に由来するアジャト、みずがめ座に由来するハピ、といった神々が当時から崇拝され、彫像やレリーフとして残されているからです。
ちなみに、その当時の春分点はおうし座(アピス=牡牛の神)にあって、現在のようにおひつじ座ではありません。
しかも、春分点がおひつじ座に移行した新王国時代からは、『アメン』と呼ぶ『雄羊の神』へと信仰対象が移っているのです。
5000年前から神々として崇拝を受けていた『太陽系外の恒星たち』、それらは、理屈ぬきにわれわれ地球上の人々を支配し、あるいは今日まで導いてきた星座(象形)名といえるのかもしれません。
太陽が入っている星座が、一般でいうところの支配星座ですが、これは、あまり使えません。
星が一番集中している、星座が、あなたを支配する星座といった見方をしたほうが、当たります。
つまり、もし山羊座に太陽だけがはいっていた場合、山羊座の影響は大きくはありません。
もし、うお座に、金星と火星と木星が、近くの位置に集中していれば、うお座の、神秘的な影響のほうが、はるかに強いもmのです。
星座は、星がはいっている宮です。どの宮に、どの星がはいっているかで、星の作用の仕方が異なってきます。
この宮というのは、心理面をつかさどります。つまり、あなたの深層心理に、影響する宇宙からのメッセージです。
その心理面を、星座をみることで、予測することができます。
その心理面を、具体的に、行動にうつすときは、星座ではなく、星を使います。
ここのあたりの星座 と 星 のとらえ方を、正確にしておかないと、ビジネスの現場では使えません。
以上の見方は、いづれも、生まれた時刻が不明の場合でも、十分に当たる理論です。