能力診断は、通変星で行います。
比肩・劫財・・人指向四柱推命への道 野球でいうとそのポジションは?
食神・傷官・・心の開放型
偏財・正財・・納得・支配型
偏官・正官・・管理型
偏印・正印・・好奇心型
というように、5分類して、覚えるほうが、実用的です。
ここでは、能力別に管理職適性を、説明をしてみましょう。
この人が上司になった場合、他の部署や他の会社とのパイプを作るのが得意ですので、その能力を生かすことです。営業部門であれば、販売代理店の開拓や、協力店の開拓ができるでしょう。また開発部であれば、良い提携会社を見つけて育てていくなど、とにかく輪が広がります。
その反面、細かい予算管理や、会社の方針を忠実に守るといったことは不得意ですので、片腕になる人は必ず必要です。また生き馬の目を射抜くような鋭い判断はできませんので、部下の能力を利用すべきです。上司だからといって全ての能力が部下より優れていなければならないことはありません。
またこの人の部下も、実行力や組織拡大能力だけに期待すべきです。
この人が上司になった場合、鋭い感性を生かして技術開発のリーダーになる人が多いようです。
しかし自分一人でやるのは得意なのですが、人を管理したり育てたりするのは得意ではありません。鋭敏な発想や感覚のゆえに部下のやっていることに対し悪い面が目につくのです。指示通りやると「もっと工夫しろ」と言い、工夫すると「指示からずれている」と言うような難しい上司です。
従って、部下は嫌気がさして会社を辞めることも多いものです。さらに上司の指示に対しても、その欠点が見えすぎて噛み付くことがあるのです。
ですから、部下の管理は片腕の人に任せましょう。人事部はこの人に、多くの部下を管理させてはいけません。徒弟制度のような形でノウハウを伝授するのが良いでしょう。専門分野で生きた方がこの人のためです。
この人が上司になった場合、マーケットの潜在ニーズを把握するのが得意ですから、的確な方向性を決断するのは早いでしょう。その分、会議で部下の意見や経営幹部の意見を参考にすることは少なく独断になる場合もあります。
しかし、部下からみれば幹部に対しても堂々の意見を言う頼もしい上司となります。ですから、開発部なら営業部と意見が対立しますし、営業部なら開発部よりも製品の企画がうまいかもしれません。
しかし、意見が活発に伝わる風通しの良い組織なら良いのですが、硬直した組織では部下を引き連れてスピンアウトすることもあります。
頭が冷静過ぎてチーム全体が冷たい雰囲気になる場合は、明るい人間的に人気のある片腕となる人をおくことです。
この人が上司になった場合、幹部の指示に対して正確に従い職務を遂行します。そういった意味では会社の大きなメインストリームに乗って部下も仕事をすることができます。
また、人を育てることが上手ですから、部下に大きな仕事を任せることができる器があります。仕事の成果は部下の手柄にし、失敗は自分でとるという折り目正しい上司になれる才能があります。手柄は自分で横取りし責任は部下に押しつけることはしません。
ただし、いわゆる人間の管理という面では厳しいものがあるので、不正やズルなどは決して許さないタイプです。また勤怠管理に対してもうるさい方です。
部下や幹部の人心掌握術に対しては一番優れていると言えましょう。
この人が上司になった場合、その分野のノウハウや知識などは大変分かりやすく部下に対して教えることができます。その才能はまるで学者のようで、若い社員からは大変慕われる上司になることでしょう。
新しいアイデアや発案などもあって、楽しく部下は仕事ができます。
しかし、毎月、半期ごとに実利を厳しく求められるような会社では、一生懸命やるのですがもともとそういった緻密な実利戦略が得意ではないので、大変苦労します。そういった場合は、実利を追いかけるのが得意な優秀な部下を育て、片腕として働いてもらうことです。
この人は、部下が取ってきた商談の細かいケアや顧客のサポートなど、こまめに足を使って部下のサポートをすれば良いでしょう。