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四柱推命でいう通変星の癖をとって開運する方法

 

ここでいう通変星は、地支にある通変星のことです。地支の通変星は、癖を意味するからです。
天干にある通変星は、癖ではありません。希望であり、本人の人生観ですが、これは努力しないと作用がありません。

 

 

開運とは四柱推命的に言うと、五行が周遊すること 

人は生まれながらに癖ともいえる習性や性格をもっています。天源開運術によると、その癖からスタートする行動は、どんなに理論的に完璧であったとしても、また、どんなに正しいことであったとしても、それだけでは運を呼び込むことはできません。

運の神様は、もって生まれた才能や能力だけで、生きていくことを好ましく思わないようです。江戸時代の天源開運術の古書には、「どんなに立派な行動をしたとしても、それが癖から発しているものであれば、決して開運はない」と記されています。


 五行と五行がお互いに作用しあって、変じているものが、通変星です。通変星には大きく分類すると、比肩・劫財、食神・傷官、偏財・正財、偏印・印綬の5種類があります。


 命式の天干の通変星には時干と月干と年干の3種類がありますが、月干と年干が、その人の価値観となって現われ、大きく人生に作用します。

しかし、仕事や人生設計といった、心の願いという面では、明らかに天干のほうが、強い作用をしています。ここでは、天地自由人になるための、方法を論じているのですから、心の願いを司る天干を見ます。

 さて、通変星は大きく分類すると5種類あることは、理解されたと思いますが、その5種類が全部命式にあることはありません。特に作用の強い、月干と年干は2つですから、5種類のうち、2種類しか命式には存在しないのです。

ですから、残りの3種類の通変星は、社会生活をする中で、他人の長所を真似しながら、後天的に身につけていくことが必要なのです。
 そういう意味では、神様は、平等です。他人の長所を素直に、受け入れ、それを真似て自分のものとしていくためには、謙虚さが要求されます。傲慢な人には、できないことです。

つまり、謙虚に他人の長所を受け入れて、それを真似て、自分のものとして吸収していける人だけが、五行が周遊することができ、5種類全ての通変星が周遊し、そのエネルギーが循環しだすと、運の神様がやってくるというシステムになっているのです。