30代と40代に占いは使うと良い


天が自分に与えてくれた天賦の才能を磨いて発揮する時期は30代から40代です。この期間に天賦の才能を徹底的に訓練しない人は、50代以降どんなに運命学で診断して結果が吉と出ても本来の吉作用が出ない例が多々あります。また25才以下の場合は、運命学で診断しても当たらない場合が多々あります。しかし実占を通して経験的に言えることは、20代で自分の力を100%発揮して生きていた人はその時はどんなに不幸のように見えても、30代位からは不思議とその人の特徴、長所、才能、を徐々に発揮し、輝く人生を送っています。つまり運命学を使って、自分の人生の設計を始めるのは、30代位からで丁度良いのではないかと思います。逆に20代を遊んでしまった人は、それ以降どんなに良い運が来ても自分の才能を発揮することができません。昔より「若い頃の苦労は買ってでもしろ」という言葉がありますが、何にでも挑戦できるのが20代ですから、この頃は運命学などに頼らず自分の本心の叫びに従って行動して経験を積むことの方が重要のような気がします。


運命学をどこまで信じるか? それは自分で決めることです。


運命学で診断された内容をまずしっかりと自分の今までの人生とマッチングさせてください。もし、四柱推命で人生傾向が商売と診断されたなら、自分の人生の中で他人よりもお金に関するセンスが上だったかどうか?営業職ではなくても、研究所に勤務していても常に実利優先の研究をしてきてそれが自分にとって”喜び”だったかそれとも”苦痛”だったのかどうか?そういった内容を確認するのです。そして運命学の診断通りだと確信したならば、人生の方向を診断通りに方向転換すれば良いのです。


方向転換することによって人生が楽しくなるはずです。占い師などに相談するのは良いことですが、その診断結果と自分の人生をマッチングさせて確認する作業は自分しかできません。当社でも色々なビジネスマンを診断する機会がありますが、自分の宿命に従ってその能力を磨いている人は迷いがなく、生き生きしており、人生に苦を刻むことがありません。しかし自分の天命でないことをやっている人は、迷いが多く、人生に苦を刻む人が多いようです。つまり不平不満が多い人です。


もし、運命学の診断が納得できない場合は、当たらなかったということで終わりにすべきです。生年月日が誤っている場合もありますし、(特に4月1日生まれはその可能性が大)最近の即刻帝王切開やホルモン注射といった病院の都合などによって自然出生の時刻からかなりズレている可能性もあります。その場合、無理に当てようとすると返っておかしなことをやってしまいます。またあなたの推命の技術が向上すれば、または当社のソフトウエアの精度が向上すれば当たるようになるかもしれません。推命家の中には、無理矢理事実から逆に理論をくっつけて当てようとする人がいます。無理矢理当てるのは簡単なことです。四柱推命であれば通常はあまり重視しない蔵干の通変星をその時だけ重視したり(これによって通変星が多数になるのでどれか当たります)、通常はあまり見ない特殊星を見たりするのです。また紫薇斗数推命であれば、星の種類を増やして(当社では40以下ですが100以上見る人もいます)宮に入る星を増やしていけばどれか当たるものです。筆者は多くの鑑定士と接してきましたが、その推命の理論が不安定な方が多いのです。不安定というのは、膨大な推命の理論の中で、どの理論をどういう時にどの程度重視して用いるのか?という法則が一定していないということです。”経験と勘”と言われればそれまでですが、それではコンピュータ化は不可能でありますし、短期間に運命学を習得しようとする方にとっては面白くありません。ですから短期間で運命学を習得しようとする方は、無理矢理当てようとしないことです。恐らく基礎を習得した方であれば、当社のソフトウエアを利用するだけで、70%近くはすぐに当たるようになると思います。そして、しばらくは自分の習得した技術の範囲内で診断し、当たらないものは研究課題として放置しておくのです。やがて自分の推命の技術が向上していけば、だんだんと放置された課題の中で解けていくものが見つかるはずです。そういった学習方法が向上の秘訣です。


筆者もいまだに解けないで研究課題として放置している元総理大臣の命式がありますが、これは筆者だけでなく他の10年以上四柱推命をやっている方の中にも多いことがインターネットの占いが議論されているホームページを見れば分かります。

 

 

40才以上の方には運命学を用いたサイドビジネスをお勧めします。 

なぜ40才以上か?


1.サラリーマンとしての勤務経験が最低10年は必要です。


運命学を研究すると言っても、社会人の経験のない人では、運命学は分りません。なぜならば、自分の良く知った人を鑑定することによってしか運命学という研究はできないからです。例えば、四柱推命で「偏財」という言葉があって、金融業的なお金をつかむ能力と理解しても、実際に自分の周りの人を鑑定してみて、こういった人が「偏財」の能力なんだと納得する理解が必要だからです。「傷官」が凶星と言われてますが、どういった意味で凶星なのかは自分でそういった星を持っている人を鑑定するまで絶対に分らないからです。


筆者は、「傷官」は、細かいことに気が付き過ぎて、部下に自分と同じ繊細で細やかな能力を要求するでしゃばりでうっとおしい星、しかし本人はまったくそれに気がつかないタイプで悪気はない星と理解してますが、こういった理解は実際にサラリーマン時代の上司を鑑定して初めて自分なりの言葉で表現できるのです。


また「偏財」は金融業的な財と言われますが、だからと言って営業職が適切か?と言えばそんなことは絶対ありません。むしろ、商品開発のリーダ-で世の中にどんどん新製品を生む出す方に「偏財」は多いのです。これは、商品開発という技術職にありながら、その心は商品を世の中に出してその結果会社が儲かることを何よりの喜びと感じる心があるからで、売れないとどんなに素晴らしい商品であっても満足することはありません。こういった心(その延長が能力)を持っているのが「偏財」ですから、若い時は開発職、経験を積めばマーケッテイング職、営業職、そして最後は開発と営業を全て取り仕切る事業部長・役員候補なのです。


以上のように自分に体験に照らしあわせて理解をするには、最低企業でサラリーマンを10年をやる必要があります。


 


2.色々な職種の理解が必要です。


占いをやるということは、相手の悩みを自分のこととして理解してあげる必要があります。つまり、営業職、開発職、総務職、サービスの職、肉体労働職といったさまざまな経験があった方が良いのです。そういった経験がなくても、そういった部署で働く同僚の友人を多く持って交際しておくことが大変重要になります。そうすることによって、四柱推命で鑑定した結果、その人の能力がどういった職業に向いているのかも自分の人生経験の中からアドバイスすることができるようになるのです。


例えば、「正官」は服務能力とありますが、実際に会社が危なくなって、周囲がどんどん退社、転職をするような状況になっても最後まで残っている人が「正官」です。時々、会社に不満があって独立したいという正官の人がいますが、まず成功した例はありません。服務能力を生かした職場に転職した方が良いのです。または、管理職であれば、部下を丸ごと率いて他の会社にスピンアウトするのも良いでしょう。


 

3.運命学という学問と”占い師”という商売


運命学で鑑定した結果をそのままお客さんに言って、お客様が満足することは100%ありえません。運命学は厳しいものですから、凶は凶としか判断できないものです。しかしお客様にそのままの内容を伝えても、怒って帰ってしまうのが常でこれでは商売になりません。


第一、そのまま伝えるだけなら人間という存在は不要です。コンピュータに占い判断をさせれば良いのです。お客様の心を満足させることがまず第一です。そういった場合には、占いの結果をお客様が満足するような形でうまく伝えなければなりません。


このノウハウは運命学以外のものです。つまりある程度の人生経験がないと良き占い師にはなれないのです。占い師は人生のアドバイザーであることを知らなければなりません。一般には、運命学の”お宅”よりも人生経験が豊富で運命学はソフトに頼るだけの人の方が、占い師を開業しているようです。

4.運命学を自分で利用して生きているか?


運命学は、自分で体験して実証した分しか身につきません。ですから最初に自分の運勢を鑑定し、自分で開運をやって、人生が良くなった。そして悩みがなくなったという経験がなければなりません。一般に、そういった深刻な悩みは、男性の場合でしたら職場の問題、結婚の問題、家庭の問題、という順番です。ですから自分の悩みを運命学を使うことによって解決できた方にしか、占い師は務まりません。


当社がこういったソフトウエアを開発できるのも、サラリーマン時代の会社の経営陣の実力のなさによって多くの有能な人材が退社、もしくは能力を腐らせたりして一生を棒にふった同僚を多くみているからです。つまり会社の経営がマズイと当然有能な人は経営陣と対立し闘争的な雰囲気が会社内に広がります。こういった中では、普通は本性を見せない人も本性を見せるようになります。大人しく会社を去る人、会社に恨みを持ってしまい横領をやって懐を暖かくしてから退社する人、会社に従順な顔をしながらサイドビジネスにいそしむ人、正面切って経営陣と対立する人、会社の経営陣がどんな態度をとろうともそれに従う人、など人によって実にその行動様式はいろいろです。こういった時にこそ人間の本性は出るものですから、その人の命式と行動を比較しながら研究をすることができたのです。


筆者の場合も、会社の業績が下降し始めた時から明らかな嫌がらせを会社から受けるようになりました。自分よりも10才も年下で能力的にも経験的にも幼い社員を筆者の上司に任命したのです。筆者の場合は、幸いにも「紫薇斗数推命」で自分自身を鑑定し、自分はサラリーマンを続けていけるような性格ではなく、それよりも独立してまずは1人で厳しいパソコンビジネスの世界で戦った方が向いているということを理解していました。そこで、会社の業績が好調でイケイケムードの時代から密かに独立の準備をしていたのです。ですから、嫌がらせを受けた瞬間に”時は満ちた”と判断し、辞表を提出し独立したわけです。会社の業績が良い時は、給与も大幅に上昇し、ボーナスも高額ですので運命学を知らない人はそういった調子の良い時には余計なことを考えないものです。しかし「紫薇斗数推命」で自分自身がサラリーマンとしての寿命が長くないことを知っていた筆者は、その時の資金を運命学ソフトの開発という事業に先行投資していたのです。筆者の上司だった人も、筆者が退職して半年してからリストラされたことを見ると、会社側の考えが分かるものです。


このように、本当の自分の姿・才能・能力・適性を知っていれば、回りの環境がどう変化しようと、社会の情勢がどう変化しようと迷いなく自分の確信したコースを歩いていけるのです。例えどんなにお金・地位・環境に恵まれていたとしても、自分の命式にあった生き方をしてないと決して満足することはありません。迷いがあるということは、本当の意味で自分の真の姿・適性を知らないということと等しいのです。


5.会社の人事に使ってみる。


40代の方で、会社の管理職である程度人事権がある人は是非、四柱推命を使って、部下の個性の把握、能力の診断、適性の診断をやって欲しいと思います。その結果今まで見えなかった部分が必ず見えてきます。それを人事配置に応用していけば良いのです。これを何年か積み重ねていけば、理想組織の形成の仕方のノウハウが必ず蓄積されることと思います。学歴やその人の見かけ上の才能というのは案外当てにならないものです。


某コンピュータ会社で、大学の物理学の博士課程を卒業したドクターを採用し、ドクターという称号を持っているのだからという理由で受託開発が主体の部署に人事して大失敗したことがあります。発注元の顧客から彼はダメだから担当技術者を変えて欲しいというクレームが4年間も次々に発生してしまったのです。受託開発という分野の技術職の適性は、相手のニーズをうまく引き出し、相手の心を読み取る四柱推命でいうところの「財」という通変星があるのが良いのですが、彼の場合は四柱推命で見ると「食神」が強くてその上「忌神」でした。つまり、でしゃばりで目立ちたがりやなので、先端技術を追いかけるために顧客を利用し、先端技術を必要としない顧客のニーズにも無理矢理自分の趣味的興味から先端技術を導入しその結果システムが運用に絶えられずダウンしてしまうということの繰り返しだったのです。さらに彼はその原因を自分にあるとは認識せず、その先端技術を提供しているメーカーのせいにしてきたのです。一般に「食神・傷官」が強くて「忌神」の場合は、相手の心を読み取るのが不得手です。またどんなに説得しても自説を変えることはありません。分かったような振りをして後ろで舌を出しているようなタイプが多いのです。


こういった彼の性格と心の動きを人間の目で早期に見抜くことは困難なことです。運命学という術を使って、はじめて瞬時に分かることなのです。


彼は、現在営業で最先端の技術を紹介するセミナーの講師として活躍しており、水を得た魚のように生き生きしております。つまり命式が示す生き方をしているのですがこれによって、本人も会社もお互いが救われたのです。


6.サイドビジネスへ


以上のような内容を経験していけば、一般の占い師よりもはるかに高度で実践的で、社会のためになるような運命鑑定・コンサルテイングができるようになります。運命学は帝王学ですから、こういった使い方が本来の使い方であり、学び方です。そしてこういったノウハウが身につけば、おのずとサイドビジネスへの道は開かれていきます。書籍を出版しても良いでしょうし、定年後、若いビジネスマン向けに運命学の塾を開校しても良いでしょう。また色々な知り合いの人生相談にのることもできますし、近所の子供の教育相談にのることもできます。


実際、当社に相談で訪れる顧客で一番多いのが、子供の悩みです。子供の特徴を無視して親の期待を無理矢理押しつけても子供が納得するわけありません。