窮通宝鑑: 丁火 (春夏 秋冬 例前へ戻る)

丁火：寅月生まれ

• 気候、調候
  寅月の丁火は月令が甲木なので印綬となります。
  即ち、我を生じる母の星が旺じる季節ですので、丁火は木の生を得て自然と旺じていきます。
  
  春は木が盛んとなっていますので、木を多く見れば反ってくすぶり燃えません。
  運気は春から夏（東南の地）へ向かうと命造の寒暖の調和がとれます。
  
  
  
• 財と官と印の用法
  丁火は人工の火ですから燃料である薪（甲木を伐採したもの）を必要としますので、天干に甲木が透干するを喜びとします。
  
  丁火は「庚金と甲木」がなければその火を燃やしつづけることは不可能です。
  即ち、庚金の斧を用いて甲木（甲木に根がある）を伐採して丁火にひく必要があります。
  
  但し、庚金と甲木を並び見るという意味ではありません。
  命中に甲木が透干して大運で庚金が来れば発展します。
  
  丁火は陰柔の火であるから天干に比肩（丁）を見るか、甲木を見れば身が旺じますので発展が可能となります。
  
  丁火からみて庚金と壬水は財星、官星になりますので財官が用をなすことになります。
  
  
• 乙木
  乙木は陰木ですので、枯れ草に引灯と言ってぱっと燃えて燃え尽きてしまうので旺気が身に及ぼしません。
  乙木は草木ですので、乙木がいくら集まっても甲木のように丁の燃料にはなりません。
  乙木は丁火に対しての役割は微力です。
  
  

丁火：卯月生まれ

• 季節、調候
  卯月の丁火は月令が乙木なので偏印となります。
  春の乙木（草木）は青くて水分が多いので火にひいても燃えません。
  つまり湿った青草は丁火を傷めます。
  
  運気は我が身が旺ずる春から夏の東南の地を求めます。
  
  
• 財と官と印の用法
  丁火は陰柔の火であるから天干に比肩（丁）を見るか、甲木を見れば身が旺じますので発展が可能となります。
  
  命式の天干に庚金があるか甲木があれば大変良好で発展します。
  天干に庚金があって乙木を去り、柱中に甲木があることを喜びとします。
  甲木があっても大運にて庚金がこなければ常人となります。
  
  
• 乙木
  もし命式に甲木がなく乙木がある場合は、苦労が多い命式となります。
  乙木は草木ですので、乙木がいくら集まっても甲木のように丁の燃料にはなりません。
  
  

丁火：辰月生まれ

• 季節、調候
  辰月の丁火は４月２０日より以前は卯月と同様です。
  
  辰月は湿った戊土が月令に旺ずる季節ですから、丁火の気勢は土に洩らしてしまいます。
  
  辰は水に変化しやすいので子、丑、亥、申を見れば水が旺じて身弱となります。
  運気は我が身が旺ずる夏の南離の地へ向かうことで調候を得ます。
  
  
  
• 財と官と印の用法
  土が旺じていますので、先に甲木を取用します。
  次に庚金を用いて甲木を伐採し丁火の燃料とするのが良いのです。
  
  丁火は陰柔の火であるから天干に比肩（丁）を見るか、甲木を見れば身が旺じますので発展が可能となります。
  
  命式に庚金と甲木が両方天干にあると大変良好で発展します。
  甲木があっても庚金がなければ常人となります。
  
  庚金を天干に二位見る場合は、日干の丁火が通根して大運が旺に向かわなければ発展が出来ません。
  
  
• 乙木
  もし命式に甲木がなく乙木がある場合は、苦労が多い命式となります。
  乙木は草木ですので、乙木がいくら集まっても甲木のように丁の燃料にはなりません。
  
  
• 傷官生財格
  傷官を用いる場合は身強が前提となります。
  月令は丁火から戊土を見れば傷官となり、丁から庚を見れば正財となります。
  これを「傷官生財格」といって大変良い命式になります。
  
  特殊技能を生かして財を為します。
  すなわち傷官は文字通り官を傷つける作用の強い星です。
  そのエネルギーは財星へ流してやることで凶の作用が弱まり、一芸に秀でて財をなすという命式（傷官生財格）になります。
  
  
  
  

丁火：巳月生まれ

• 季節、調候
  巳月は丙火が旺じて建禄になると言えども、丙火は丁火の光を奪うのでさほど強くはありません。
  
  また巳月においては火が炎上するので、必ず調候としての壬水が必要です。壬水がなければ癸水でも用いることができます。
  
  
• 財と官と印の用法
  丁火は巳月と言えども人工の火ですから甲木を必要とします。
  従って庚金でもって甲木を伐採し丁火を引くことが重要です。
  
  巳月であっても陰柔の丁火は、天干に壬水を二位見れば丁火は気勢を失い発展が出来ません。この場合は甲木を以って通関神とします。
  
  
  
• 木火通命
  丁火に根がなく身弱な場合は必ず甲木を用いて、庚金の斧で伐採し丁火に引くことが重要です。
  甲木が燃えて火を引くことを「木火通命」といって必ず聡明です。
  
  即ち、甲木と丁火と庚金は離れられない「三友」なのです。
  
  丁火は陰柔の火であるから天干に比肩（丁）を見るか、甲木を見れば身が旺じますので発展が可能となります。
  
  
  
  

丁火：午月生まれ

• 季節、調候
  丁火はその本性が人工の火ですから、甲木の燃料を離すことが出来ないと言えども、午月だけは丁火が月令に旺じていますので甲木は不要となります。
  
  午月においては月令が建禄となって火が旺ずる季節ですからまず先に壬水の調候が必要です。
  
  
  
• 財と官と印の用法
  巳月は「丙火」が旺じますが、午月は月令が建禄となり「丁火」が旺じてます。
  
  命造は甲木を得ずも身強となり壬水（正官）を用いることが出来ます。
  
  壬水は午月に於いて絶となり衰渇の水となっていますので水源である庚辛金の扶助を必要とします。
  天干に壬水と庚金が透干して、地支に七冲が無ければ発展が出来ます。
  故に午月の丁火は財官が用神（喜神）となります。
  
  
  
  

丁火：未月生まれ

• 季節、調候
  未月生まれの丁火は気が退く季節であり、また未の己土にその気を洩らしてしまいます。
  7/23以後は残暑が厳しいとはいえども「三伏生寒」となり朝夕に涼しさが出てきます。
  
  従って未月は午月と異なって甲木の生助がなければ人工の丁火を燃やし続けることが不可能となってしまいます。
  
  運気の流れは比肩（丁）が有って地支に午を見て通根していれば、秋から冬の水が旺ずる順行が良く、それ以外は逆行するのが良いのです。
  
  
  
• 財と官と印の用法
  未月は身弱となりますので甲木に頼らなければ久しくありません。
  未土は火を含んでいますから「燥土」となっています。
  土が燥土では甲木は育ちませんので地支に水が必要です。
  甲木が元気であれば庚金の斧を以って伐採し丁火に引くのです。
  
  壬水が天干にあると甲木が湿ってしまい大貴をなすことはできません。
  平常の人物となります。
  癸水が天干にあれば一時は発展を見ますが久しくはありません。
  
  地支に水がある分には甲木は湿ることはありませんので名声を上げる人物となります。
  
  
  
  

• 季節、調候
  丁火は秋の申、酉、戌月には病、死、墓の地になるから気は退き気勢は弱くなります。
  従って甲木の生助を得なければ財星、官星を我のものとして取用する事ができず重荷となります。
  
  滴天髄（てきてんずい）に言う。
  「丁火に甲木があるは秋に可とし、冬に可とするのです。」
  
  丁火は午月を除いて甲木を離して論ずることができません。
  また気候も暫時、寒くなっていきますから丙の調候も必要です。
  
  
• 財と官と印の用法
  丁火は陰柔の火であるから天干に比肩（丁）を見るか、甲木を見れば身が旺じますので発展が可能となります。
  
  秋においては丁火の気が衰退してますので、甲木は丁火の燃料として必要なものですが、甲木が無ければ比肩（丁火）を用います。
  
  申月は庚金が水の長生となり旺ずるので、壬水が天干にあると水が旺じて日干の丁火を傷めます。
  天干に壬水がなければ丁火を損傷することはありません。
  
  申、酉月は月令に金の財星があり天干に透干すれば金銭が豊かになります。但し身弱の場合は何時かは災いに変わります。
  
  従って秋の丁火生まれは、甲木と庚金と丙火が天干に並ぶ命式が上命です。
  
  
  
  

丁火：亥、子、丑月生まれ

• 季節、調候
  丁火が冬月に生まれるは寒気が厳しく生気は絶して萎縮しています。
  丙丁火の暖と甲木の生扶を求めます。
  
  
  
• 財と官と印の用法
  丁火は陰柔の火であるから天干に比肩（丁）を見るか、甲木を見れば身が旺じますので発展が可能となります。
  
  冬月の丁火は甲木があって庚金で伐採して丁火に引くことを良好とします。
  水が旺ずる季節でなので、庚金を取用する場合は命式に土（未、戌）がないと金は水を生じ「金寒水冷」となります。
  
  
  
• 病薬法
  冬季は水が旺じて病となりますので、其の場合は戊土の薬でもって水を制し、甲木と丙火を以って生扶します。
  
  
  

時	日	月	年
己（食神）	丁	甲（印綬）	戊（傷官）
酉	卯	寅	辰
（金）	（木）	（木、火）	（木、水、土）

　

• 木：天干に甲、 地支に根が３コ => 最強
  
• 火：天干に丁、 地支に根が１コ
  
• 土：天干に己、戊、地支に根が１コ
  
• 金：天干になし、 地支に１コ
  
• 水：天干になし、 地支に１コ
  
  
• 日主の丁に根が１コあります。
  
• さらに、我が身の火を扶助する甲木があり、木の強さは最強です。
  
• 従って、旺じ過ぎる印星の木を制する金が、この命式の喜神になります。
  
• これは「印星大過は財用神」という四柱推命の大原則になります。
  
• この命は、大運に金（庚―申、辛―酉）が巡ってきた時、元首になったと原書にはあります。
  
  
  

例題

時	日	月	年
癸（偏官）	丁	庚（正財）	辛（偏財）
卯	酉	寅	卯
（木）	（金）	（木、火）	（木）

　

• 木：天干になし、 地支に３コ
  
• 火：天干に丁、 地支に根が１コ
  
• 土：天干になし、 地支になし
  
• 金：天干に庚、辛、 地支に根が１コ =>最強
  
• 水：天干に癸、 地支になし
  
  
• 日主の丁に根が１コあります。
  
• 命式の中で金すなわち財が最強になります。
  
• 従って、その金が時上の水を生じさせるので水も強くなります。
  
• 水は我が身の丁を制します。
  
• つまり結論を言うと、この命式は殺（官星）が旺じ、その殺を制するものが無い貧命となります。
  本命は女性ですが、財＝妻ですので、妻が強すぎ夫が苦しみます。
  
• この命式の喜神は、我が身を強くする火と、我が身を制している水を制する土になります。
  
  
  

例題

時	日	月	年
丁（比肩）	丁	乙（偏印）	戊（傷官）
未	巳	卯	子
（火、木、土）	（火、金）	（木）	（水）

　

• 木：天干に乙、 地支に根が２コ ＋ 月令
  
• 火：天干に丁、丁 地支に根が２コ
  
• 土：天干に戊、 地支に根が１コ
  
• 金：天干になし、 地支に１コ
  
• 水：天干になし、 地支に１コ
  
  
• 日主の丁に根が２コあります。
  
• さらに木も根が２コあって月令を得て最強になっており、丁火を扶助しています。
  
• 従って、命式の五行は 木->火->土 と五行が周流しています。
  さらに土気を金気に流せば、我が身の火から金を見れば、財星となりますので吉となります。
  
• つまり結論を言うと、この命式は印星が旺じ、その印星を制する金が大運に巡ってきた時が、吉運となります。
  
• 印が旺じ、財を用いるは大貴の命であり、つまり大運が（庚―申、辛―酉）の金運が巡ってきた時に発展したと、原書にはあります。
  
  

例題

時	日	月	年
戊（傷官）	丁	戊（傷官）	己（食神）
申	卯	辰	卯
（金、水）	（木）	（木、水、土）	（木）

　

• 木：天干になし、 地支に３コ
  
• 火：天干に丁、 地支になし
  
• 土：天干に戊、戊 地支に根が１コ =>最強
  
• 金：天干になし、 地支に根が１コ
  
• 水：天干になし、 地支に２コ
  
  
• 日主の丁に根がなく、身弱です。
  
• 命式の中で土が最強ですので、我が身の火の光を土気が曇らします。
  五行的に説明すれば、我が身の火が漏れて土になり我が身が弱るということです。
  
• 従って、土が命式の病となります。
  
• この命式にとって、喜神は土を制する甲木です。
  
• 金を用い、土気を漏らす方法はその次の用い方となります。
  
  

例題

時	日	月	年
乙（偏印）	丁	癸（偏官）	辛（偏財）
巳	巳	巳	酉
（火、金）	（火、金）	（火、金）	（金）

　

• 木：天干に乙、 地支になし
  
• 火：天干に丁、 地支に根が３コ =>強
  
• 土：天干になし、 地支になし
  
• 金：天干に辛、 地支に根が４コ =>最強
  
• 水：天干に癸、 地支になし
  
  
• 日主の丁に根が３コあり、身強です。
  時上の乙木も、我が身の丁火を扶助しています。
  
• 命式の中で金が最強です。我が身の火から見て金は財星になります。
  
• さらに、金の財は、月上の水の官星に流れます。
  
• この命式は、我が身が強く、財と官が旺じますから大変良い命式です。
  
  
  

例題

時	日	月	年
壬（正官）	丁	甲（印綬）	丙（劫財）
木化干合 ->月令を得ておらず変化しない		−	−
寅	卯	午	子
−	−	冲
（木、火）	（木）	（火） =>根としての作用なし	（水） =>根としての作用なし

　

• 木：天干に甲、 地支に根が２コ
  
• 火：天干に丁、丙 地支に根が２コ（１コは冲） ＋ 月令 =>最強
  
• 土：天干になし、 地支になし
  
• 金：天干に辛、 地支になし
  
• 水：天干に壬、（倍化干合） 地支に根が１コ（冲）
  
  
• 日主の丁に根が２コあり、さらに月令を得て身強です。
  
• 月上の甲木も、我が身の丁火を扶助し、我が身はさらに強くなります。
  
• 時上の壬と日上の丁が干合していますが、月令を得ておらず木化しません。
  この場合は倍化干合となり、壬水の勢いが増すと考えますが、子―午の冲で水に根がありませんので、転じて、水は弱いと考えます。
  
• つまり、我が身の丁火は印星の助けもあり、最強になりますので従旺格となります。
  
• 従旺格ということは、片寄った五行の火を片寄ったまま鑑定するということです。
  すなわち、水運が巡ってくれば破格となり大災難になります。
  火の強さを土で漏らす方法は、破格にはなりません。
  
• この命式は、子運の水が巡ってきた時に不測の災難が起こったと、原書にありますので、水気が旺じ我が身の丁を直接制したこと（破格）が原因です。
  
  
  

例題

時	日	月	年
甲（印綬）	丁	癸（偏官）	乙（偏印）
辰	卯	未	亥
−	３局木化
（木、水、土）	（木）	（火、木、土）	（水、木）

　

• 木：天干に甲、乙、 地支に根が４コ => 最強
  
• 火：天干に丁、 地支に根が１コ
  
• 土：天干になし、 地支に２コ
  
• 金：天干になし、 地支になし
  
• 水：天干に癸、 地支に根が２コ
  
  
• 日主の丁に根が１コあります。
  
• さらに、我が身を生じる木が最強で我が身は、強くなります。
  
• 水は月上にあり根もありますが、木->火の強さに比べれば弱いと考えます。
  
• つまり、旺じ過ぎる我が身の火を制する水の官星と、強い印星を制する金の財星がこの命式の喜神となります。
  
• これ以上の火は不用ですので、忌神が木、火となります。
  
  
  
  

例題

時	日	月	年
丁（比肩）	丁	壬（正官）	戊（傷官）
−	木化干合（倍化干合） ->月令を得ておらず変化しない		−
未	丑	戌	辰
冲		冲
（火、木、土） =>根としての作用なし	（木） =>根としての作用なし	（金、火、土） =>根としての作用なし	（木、水、土） =>根としての作用なし

　

• 木：天干になし、 地支に２コ
  
• 火：天干に丁、丁 地支に根が２コ（冲）
  
• 土：天干に戊、 地支に根が３コ（冲）
  
• 金：天干になし、 地支に１コ
  
• 水：天干に壬、 地支に根が１コ（冲）
  
  
• まず、地支の４支は全部根としてに作用はありません。
  
• 日主の丁が２コあり最強です。
  
• 月上の壬水は、年上の戊土によって制され、弱まります。
  よって我が身の丁火を制する働きはありません。
  
• 戌月は土気が旺じますから、年上の戊（傷官）も強くなります。
  
• 傷官は作用が強い通変星ですので、傷官を制する印星が喜神となります。
  
• つまりこの命式は、大運に木が巡ってきた時が、吉運となります。
  
  

例題

時	日	月	年
丙（劫財）	丁	甲（印綬）	庚（正財）
午	酉	申	辰
（火）	（金）	（金、水）	（木、水、土）

　

• 木：天干に甲、 地支に根が１コ
  
• 火：天干に丁、丙 地支に根が１コ
  
• 土：天干になし、 地支に１コ
  
• 金：天干に庚、 地支に根が２コ
  
• 水：天干になし、 地支に２コ
  
  
• 日主の丁に根が１コあり、丙の劫財もあるので火が最強です。
  
• さらに甲木が庚金によって伐採されて丁火の燃料になります。
  
• 大変スッキリと解釈できる命式です。
  
• 原書には、本命は出世した、とあります。
  

例題

時	日	月	年
丙（劫財）	丁	庚（正財）	丙（劫財）
午	卯	子	戌
（火）	（木）	（水）	（金、火、土）

　

• 木：天干になし、 地支に１コ
  
• 火：天干に丁、丙、丙 地支に根が２コ => 最強
  
• 土：天干になし、 地支に１コ
  
• 金：天干に庚、 地支に根が１コ
  
• 水：天干になし、 地支に１コ
  
  
• 日主の丁に根が２コあり、丙の劫財もあるので火が最強です。
  
• 寒い冬の季節で火が旺じるのは吉ですが、火と水はバランスが重要です。
  
• 命式には天干に水がありません。
  
• 従って、癸水があれば、癸水が甲木を扶助し、甲木は庚金で伐採され我が身の丁火の燃料となります。
  
• 原書には、甲運に入り大発展し、午運で家を失い、未運で死亡したとあります。
  つまり火運が凶として作用したということになります。
  
• 鑑定の難しさ
  この命式を天干の五行だけで見れば、火が最強で水がないので、従旺格になってもおかしくありません。
  しかし従旺格ということは、火が片寄っているので、片寄ったまま鑑定を行い、格を破る 水運を凶とするということになります。
  しかし実際には火運で凶に出会ってますので、従旺格ではなく内格として判断しなければ実際とあわなくなります。
  内格であれば強い五行は弱く、弱い五行を強くというのが基本になりますので、この命式の場合は、水運が吉で、火運が凶となります。